「ありがとう」のチカラを脈診から考察
東洋医学に脈診といって脈に触れ、経絡の状態やカラダの状態を知る方法があります。
手首の内側の橈骨動脈の拍動部。
親指からスーッと手首に降りてきたところに橈骨という骨があり、ちょうど手首あたりにドクンドクンと脈打っているところを橈骨動脈拍動部といいます。そこに人差し指、中指、薬指を手首の方から順に置き、三本の指それぞれで感じる脈拍の違いを読み取ります。
左手の脈をとるときは右手の指の先の腹を左手の手首に当てます。
脈というのはとても面白くとても興味深いジャンルで「その人の状態」をよく表します。
「脈の変化」から真実か否かを割り出したりする嘘発見機もあるそうです。
私は風邪を引いたときや感情の起伏があったとき、運動したときに自分の脈を取り、カラダの状態を調べます。
風邪を引いて熱があるときは「ドーン!ドーン!ドーン!」と強く脈打ったりしますが
瞑想しているときや穏やかなときは「とくん、とくん、とくん」と静かに脈打ちます。
実はこの脈、ある程度操ることができます。
脈の反応が抜けるところに「意識の鍼」でアプローチすると、脈が落ち着きます。
逆に反応の圧が強くなるところに「意識の鍼」でアプローチすると、脈が強くなります。
または、感じている脈の圧を抜くと、脈の圧が軽くなります。
そして「ありがとう」と口にすると、脈が「ええ感じ」になります。
これが「ありがとう」という言葉のもつ波動、振動の凄いところです。
「ありがとう」と口にすると良いことが起こります。
もしくは「ありがとう」と口にしたくなる現象が先に起こっています。
おそらく、これは「ありがとう」という言葉の本質のひとつではないかと考えています。
そして、「ありがとう」と何度も口にしていると「運が良い」と感じることが起きます。
運が良い状態というのはバランスが取れている状態ともいえます。
バランスが取れている状態は偏りが少なく、滞りも少なく、ええ感じなので、自分を中心にした世界、自分が五感でキャッチしている世界もええ感じに周り、広がっているのです。
「ワンネス」という考え方があります。
私はあなたで、あなたは私。
私は世界で、世界は私。
元はひとつで、そこから「さまざまな個」がニョキニョキっと存在している。
だから、結局はつながっている。
そんなイメージ。
そこで、世界に向かって「ありがとう」と口にすることは、自分に「ありがとう」と言っていると言っても過言ではないのです。
「ありがとう」と口にすると身体から宇宙につながるパイプが浄化・クリアリングされます。
「身体から宇宙につながるパイプ」と口にして、左手に反応を感じます。
そのときに左手のひらで感じている反応は「身体から宇宙につながるパイプ」の粗い波動です。
浄化・クリアリングされると、左手で感じている反応はスーっと軽くなり圧を感じにくくなります。
ノイズが減り、モヤモヤが減り、軽くクリアになっていく、そんなイメージです。
ここまで、いくつか「ありがとう」の効果を書いてきましたが、「ありがとう」と口にすると、何かしらカラダに変化が起こるようなのです。
五感だったり、重心だったり、気分だったり、表情だったり、波動だったり。
そして、脈。
平熱で、穏やかなときに、椅子に座って試してみてください。
脈に触れ、脈を感じ、脈の状態を確認します。
その状態で
「ありがとう」
と何度か口にしてみてください。
脈に変化はありますか?
「ありがとう」の波動が体に及ぼす変化についての考察でした。
人のカラダは本当に面白いですね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。